聖母
おばはいつも、うえからわたしをみている 肉体を喪失したおばは、わたしのうえに浮かんでいる いつもわたしと対話している 生前居た東中野の小部屋のことを、懐かしく想っている おばのこころは詩のようであり、わたしにはよくわかる いつもわたしの中に漂っている おばは、わたしに心の世界を教えた 真の価値ある... 続きをみる