おばはいつも、うえからわたしをみている
肉体を喪失したおばは、わたしのうえに浮かんでいる
いつもわたしと対話している
生前居た東中野の小部屋のことを、懐かしく想っている
おばのこころは詩のようであり、わたしにはよくわかる
いつもわたしの中に漂っている
おばは、わたしに心の世界を教えた
真の価値ある世界を
わたしは、伯母の世界を生きた
伯母は誰よりも正しかったことを知っている
ひとは先ず、良心をもつべきである
現実が先ではなく、良心に従って現実を変えればいいのである
たとえば、人間愛はだいじだが、お金が先ではない
お金は必要に従い、集めればいいのだ
例えば、留学したければ、受かることもだいじだが、金は集めればいい
まず、素晴らしい人生目的を抱くことだ
たとえば、ひとの幸福を願う気持ちがたいせつだ
そうすれば、豊かな心になれる
友情はだいじだが、まず、こころを開き笑顔が必要だ
そうすれば、ひとの世界は豊かになれる